カゲヤマ

2008/07/11

故 森 健次郎さんを偲ぶ会

登録カテゴリ: 一般 — admin @ 14:51:20

MJ Board/Blogのオーナーであり、『日米ITよもやま話し』や政治、経済、スポーツ、音楽鑑賞などのプログを書かれていた森 健次郎さんが、6月8日逝去されました。
故森 健次郎さんを偲ぶ会を7月16日(水)にマンハッタンの日本クラブで催すことになりました。ブログでのお知り合いの方も、お時間が許す限りご参加いただければ、故人も喜ばれることと思います。

会に関する情報は以下の通りです。有志一同、皆様の参加をお待ちしております。

1.日時: 2008年 7月 16日(水曜日)午後 6時より 9時まで。

2.場所: 日本クラブ 2階 ローズルーム
145 West 57th Street, New York NY 10019
212-581-2223

3.会費: $40.00  会場費等経費実費に充当させて頂きます。

4.連絡先: ご出席の方々のみ 7月 7日までに下記有志の
いずれかまでご連絡下さい。

南  博通 minami@nria.com 212-667-1741
  (NY 情報サービス産業懇話会)

今野 一則 konno@bectcore.com 212-575-8650
   (Bectcore )

景山 邦昭 kkagiyam@us.ibm.com 914-536-7040
   (IBM Corporation)

星野 正治 shoji@hoshino-cpa.com 914-961-5850
  (友人・会計士)
篠崎 晃 shinozaki@laskint.com 914-967-3813

2007/04/20

Money 6 – IT

登録カテゴリ: 一般 — kkageyama @ 01:26:49

先週から米国の株式市場は上下しながら、ITバブル崩壊前のレベルまで上がってきました。今週の火曜日は、インフレ懸念も下がり、3月住宅建築着工が堅調に伸びた事で、いよいよスランプを完全に払拭したと報道されました。が、その中で、全般的にIT株は今一つ不発です。新聞などで市場動向の指数として使われるダウ ジョーンズ工業平均が伸びた日にも、テクノロジー比率の高いNASDAQはマイナスのまま終わった日が何日かありました。今日、木曜日もそうでした。
今週は、企業の1-3月期の決算発表が続いていますが、その中で幾つか特徴的な話題を取り上げて見ます。

まずは、ヤフー対グーグル。今回はグーグルの圧勝でした。ユーチューブを買収した後に頂点を極めたグーグルの株価は、最近は低めに留まり、アナリストやコメンテーターは、ヤフーに軍杯を上げていましたが、火曜日に決算発表したヤフーは、利益が前年対比2桁マイナスになり、株価は水曜日、木曜日の2日間で14%下がりました。一方、グーグルは今日木曜日に、売上、利益共にアナリストの期待を超えた結果を発表しました。決算発表は市場の取引時間(午前9時30分から午後4時)の前か後になります。グーグルの発表はクロージングベルの後で、私は時間外株取引での価格を見ていましたが、グーグル株は一時4%近く値上がりし、最終的に2.5%高に落ち着きました。米国のインターネットサーチの55%がグーグル、20%がヤフーというデータもあり、グーグル優勢のようです。グルーグルに、IT株の底上げを期待しています。

もう一つは、インテル対AMD。両者とも価格競争で消耗戦を続けてきましたが、ここに来てこの消耗戦も一段落するとの見方が出てきています。チップ ビジネスのようなコモディティー分野は、価格競争で利益が薄くなるのは宿命です。両者の決算発表ですが、増収のインテルに対して、大きく利益を落としたAMDでした。インテルは火曜日に発表後、株価は4%上がっています。AMDは今日の夕方で、時間外取引の価格の動きを見ていると、利益が著しく落ちた発表の直後、株価は大きく下落し、その後価格競争に対する楽観的な見方がされると、今度は高騰しました。あすの朝の市場の値段は注目に値します。

もう一つは、IBMです。IBMの利益はアナリストの予想通り、売上も7%増で、申し分ない発表にもかかわらず、株価は3%下がってしまいました。また、銀行による投資グレードも引き下げられています。

もともと投資は将来の伸びに期待して行なわれるもので、過去の情報である決算発表プラス将来の見通しが株価を決めるのですが、AMDの株価反発やIBMのグレード引き下げは予測しがたい現象です。この例に似た事例はよくあり、理由をアナリストのコメントで読んでみると、もっともな解説が書いてありますが、それを応用して将来を予測できる自信は有りません。奥が深いというか、後からは何とでもいえると言うか、科学的根拠からは程遠い世界です。

このように上下激しく動く時を、鉄火場と言うのだそうです。証券マンの方から教わりました。実は、順調に株価が上がる時よりも、波乱があるほうが儲けるチャンスは大きいのです。失うリスクも高いのですが、売り、買い、オプションを組み合わせると、リスクを押さえながら取引する事が出来ます。インターネット上のブローカーのサービスを使うと、個人でもこのような取引に直接参加し、その気になれば、秒速の取引で利益を抜き取る事だって出来るのです。

2007/04/11

Money 5 – 自動車(続き)

登録カテゴリ: 一般 — kkageyama @ 23:03:01

復活祭の日曜日、NYオートショーは大盛況でした。老若男女、幅広い客層で、家族連れは、一機に全メーカーの車が見れるので、奥さんや息子、娘の車選びを効率よくできるのはないでしょうか。最近の原油価格の安定のせいか、ハイブリッドや代替燃料の出展にはそれ程迫力がない一方で、SUVやピックアップトラックのブースは相変わらず盛況でした。

国毎のメーカーの特徴をまとめてみると、

まずは、ビッグスリーです。3社ともマルチブランドで広い所得層をカバーし、車種も全ての領域を網羅する戦略は普遍です。これはマーケッティング主導の結果で、分散投資によるリスクの回避戦略と考えても良いかもしれません。また、コンセプトカーや70年代に流行したデザインを復刻したモデルもあり、消費者に近づこうとする意欲は大した物ですが、昨今言われている選択と集中とは逆方向の戦略です。規模を維持し既存顧客全てに応えるための保守的なマーケッティング戦略と言えます。もう一つ印象的だったのは、GMのブースに展示してあった日本の軽自動車のような3台のコンセプトカーでした。じっくり観察していたのは私ぐらいで、車の横に立っているコンパニオンが、このブースは人気がないとぼやいていました。だた、小型化の流れは確実にあります。
投資面で見ると、この3社は典型的なアメリカの経営モデルを導入しているので、4半期毎の決算で投資家に応える事を優先しますから、短期/中期の投資対象としては検討に値します。本質的には、多額の退職者の為のコストを抱え、工場労働者がUAWに所属している為に飛躍的なコスト構造の改善が望めない業界ともいえます。

日本勢は、トヨタ、日産、ホンダ、それぞれのプレミアムブランドも盛況で、ビッグスリーと比べるとセグメント毎の車種構成は簡潔です。特徴的なのは、トヨタがフォードの牙城のピックアップトラック分野に力を入れています。これで完全に全てのカテゴリーでビッグスリーと競合する事になり、世界一に向けての準備は整ったようです。日本勢はサプライヤーとの連携を密に取るサプライ チェーン モデルを米国でも構築していて、品質や製造の効率でビッグスリーより優位にあると言えます。また、北米で生産しNASCARにトヨタが参戦し、アメリカ色を強めていますので、成長による摩擦は起こらないでしょう。投資面では、今後も安定型ですが、短期の変化は少ないので投機目的には適さないと思います。

ヨーロッパ勢は、どのメーカーも既存モデルのセールスに徹していて、このショーで初めて披露するモデルやコンセプトモデルはありません。ディーラーのショールームと変わらないのですが、しっかりと集客はしています。特にイタリアのフェラーリやランボルギーニは、ディーラーの敷居が高いので、この機会に近くで観察したい人が立ち寄っていました。また、最近フォード傘下から投資家集団に経営が移ったアストンマーチンは、まだフォードグループのセクションで展示していました。(フォードはまだアストンマーチンの株をある程度保有しています)

最後にアジア勢ですが、ヒュンダイはとてもトヨタを良く研究している様子で、コンセプトカーとして展示してあったセダンは、レクサスそっくり。品質では日本勢にせまる勢いで、販売量を伸ばしていますが、オートショーの会場の集客は今ひとつといった感があります。最近話題になった中国メーカーの出展はありません。私は、この先10年以内には北米で中国メーカーの車がシェアを拡大できるとは思っていません。理由は幾つか有るのですが、別の機会に書きたいと思います。

今週から、企業の第一四半期の決算発表が始まっています。インフレ懸念と景気減速と回復の両面を示す経済データが混ざり、比較的先が見えにくい状況が続いていますが、この状況でも敗者から勝者にお金は流れています。

2007/04/07

Money 4 – 自動車

登録カテゴリ: 一般 — kkageyama @ 00:06:04

今週のニュースで目を引いたのは、自動車関連の発表でした。3月の販売台数はビッグスリーは全社 対前年比マイナス(GM -4.2%,フォード -9%,クライスラー -4.1%)、一方で日系はトヨタが12%プラスになったのを筆頭に、ホンダ、日産もプラスでした。各社の株価を見てみると、以外にもトヨタは振るいませんでした。クライスラーは投資家、カーク カーコリアン氏が45億ドルで米国クライスラー部門の買取を提案した事から急伸、GMはおそらくマイナスの原因がレンタカー会社への販売を減らした事に起因し、利益率の悪いレンタカー会社への販売減が利益の確保に繋がると期待され、株価は伸びています。

一日に取引される株のボリュームを見ると、GMやフォードはトヨタの株の20倍から80倍が取引されています。自動車メーカー世界一を目の前にしたトヨタですが、米国の株式市場では控えめに見えます。やはり、米国の投資家にはビックスリーはまだまだ魅力があるのでしょう。

昨年の秋に、カーコリアン氏がまだGMの大株主だった頃、彼がカルロス ゴーン氏にGMのテコ入れを依頼し、ゴーン氏がGM ワゴナー会長と提携の検討をした事がありました。私もこれには期待し、GM株を購入しました。投資するに当っては投資先の製品や会社を知る事は必須なので、GM車をレンタルし(買うのは投資対効果が余りに悪いのでレンタルし)週末800マイル余りを運転してみましたが、同じカテゴリーの日本車や最近品質とデザインが飛躍的に向上している韓国メーカーと比べ、積極的に選ぶ点は見つかりませんでした。

今週からニューヨーク オートショーが始まりました。数年前までは、1月のデトロイトショーに各メーカーが全ての力を注いでいたのですが、最近、特にビックスリーとアジアメーカーはニューヨーク オートショーにもかなりの力を入れているように見えます。やはり、ウォールストリートに近い場所で、投資家へのアピールを意識しているのかもしれません。週末は、ニューヨーク オートショーに出かけ、車好きと投資の両方の目でショーを見てくる予定です。

2007/04/03

Money 3 - 風が吹けば桶屋がもうかる

登録カテゴリ: 一般 — kkageyama @ 23:46:47

昨日から2007年の第二四半期が始まりました。この2日の株式市場は全く対称的な様子でした。昨日の月曜日は、3月の製造業のサプライチェーンの指標が予想を下回り、さらにイラクの15人の英国兵士の拘束の事件が原油価格を上げ、それを受けて株価は低いレベルで大きく上下しました。打って変わって今日、火曜日は特に株価が上げる強い手掛かりになる指標が無いにも拘わらず、朝から上昇。マイナーな住宅契約の指標がプラスになる報道と、午後にイラクの英国兵士の拘束問題解決が進展しそうなニュースで原油価格下落、その追い風を受けて、最後まで高い価格で安定飛行をした一日でした。どんな市場の動きにも儲けられるポートフォリオと戦略を持ちたいものです。
イラクの軍事事件が地球の裏側のNYやシカゴの市場を上下させるように、ここには風が吹くと桶屋が儲かる的な事が沢山あります。その理由を1つ1つ聞けば成る程と思うのですが、現実はもっと複雑で、例えば昨日破産法11条を適用した住宅ローン会社の破産の原因となったサブ プライム ローンの焦げ付きは、その会社だけに収まりません。そのローンの残高は既に証券化され流動化し、何処かの金融派生商品に組み込まれ、全く別の所に流通し、焦げ付きは全く別の所で影響を出す事になります。ニュースやデータの発表が直接関連のない物の価格を変えるのにはこういった背景があります。
ここでの私の私見ですが、市場を上手く泳ぐのには、正確な事象同士の関連を理解するより、市場参加者がそれにどう反応するかを予測する事が大事と思っています。私も含め市場参加者の多くの理解は不完全で、必ずしも事象は理論通りに動かないと考える方が正解と考えています。

さて、本年第二四半期に入りました。アメリカの市場はバブルで、崩壊の危険が潜んでると書いていた日本の大学教授の記事を読んだ事がありますが、現在の株価のレンジを見る限りそんな事はないと思います。株価指数S&P500の株価利益率は17前後と、アメリカの大手企業の平均的な数値に収まっています。参考の為に幾つかの例を挙げると、IBMやGEの安定的大企業が16から17、Googleが48、最近際立って高いAmazonが90と先進性を期待されている企業が高めでは有りますが、これはこれで理解できるレンジです。ITバブル期には1000を超えたIT企業は珍しくなく、1990年の日本のバブルの頃は日経平均の数値が50、崩壊後が20前後といった所です。これを見ると今日のS&P500の17は全くバブルの範疇ではないでしょう。この2日間の凸凹からの戻り方を見ても、弾力性は十分にあります。
さて、明日の市場はどうなるでしょう。明日の朝までに地球の裏側で予期しない事が起こりませんように。

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このテンプレート/スキンのオリジナル デザイン クレジット: Dave Shea & Matthew Mullenweg