2008/05/13

Permalink 21:09:11, カテゴリ: 一般日誌, 0 語   Japanese (JP)

ミャンマーのサイクロン被害に思う

 去る5月2日に大型サイクロンがミャンマーを急襲した。被害者が日毎に増え、5月13日現在で国連人道問題調整事務所(OCHA)は、死者数が最大10万1000人、行方不明者が約22万人に上ると発表した。一方、ミャンマー軍事政権は5月11日に死者数2万8500人、不明者3万3400人と、国連発表と大きな隔たりが出たが、やはり国連発表に信憑性があるのではないかと思われる。

 5月11日には首都ヤンゴンの北の町でコレラが発生し、最悪の事態になりつつある。その一因がミャンマー軍事政権が外国からの食料および医療支援をすみやかに受け入れていないことが被害拡大になっているとのことであり、軍事政権に対して首を傾げざるを得ない。

 私はミャンマーに関するニュースが流れると、必ず目が止まる。それは1970年代後半に1週間ほど訪問した経験があり、良い思い出があるからである。当時私がミャンマーを訪問しようと思った動機は、長年鎖国状態にあった同国(当時の国名はビルマ)が、鎖国解禁後に1週間の観光ビザを発給することになり、それなら行ってみようとの好奇心であった。当時ビザは日本で取得するのが難しく、バン コクで取得した。訪問してみると、街中に車がほとんどなく、人力車がタクシー代わりで、あたり一面まばら模様の、のどかな雰囲気だった。人々は腰にロンジーという風呂敷のような布を巻き、人力車の運転手も、近隣諸国では常識である客に値段を吹っかけることもなく素朴であった。バンコクから行くと20-30年前にタイムスリップしたような感動があった。

 だがミャンマーは20世紀初頭から今日まで一貫して政情不安が続いているのである。20世紀前半はインドやイギリスの植民地になり、第二次世界大戦にも参画した。戦後独立するや軍事クーデターが相次ぎ、今日に至っている。昨年秋には僧侶を中心とする反政府デモが展開され、日本人ジャーナリストの長井健司氏が至近距離で銃殺されたことは記憶に新しい。私が訪問した1970年代後半は比較的政情が安定した時期だったのかもしれない。当時は街中で騒動どころか、軍人を見かけることもなかった。

 10万人以上の死者が出る自然災害はただ事ではない。その後、中国四川省で大地震が発生し、アジアで大災害が相次いだ。目下話題の焦点は四川省の地震に移った感があるが、両被害者のご冥福をお祈りしたい。

2008/05/12

Permalink 22:00:29, カテゴリ: アメリカの実像に迫る, 0 語   Japanese (JP)

米大統領選、クリントン候補のエゴが民主党を分裂に! :アメリカの実像に迫る

 米大統領選の民主党候補選出は、僅差ながらもオバマ候補が優勢のまま今日に至っている。残りの州の予備選、および特別代議員数でクリントン候補が逆転する可能性は低いと見られている。去る5月6日の予備選でもこの形勢は変わらず、各方面からクリントン候補の撤退を迫る声が高まっているが、クリントン夫婦はこの要請に一切耳を貸さず、8月の民主党全国大会まで撤退しないことを表明している。

 5月7日時点の両候補の獲得一般代議員数は、オバマ候補が1836人、クリントン候補が1681人である。一方、特別代議員は上院議員や州知事によって構成されるが、5月7日時点の予測によると、オバマ候補が267人、クリントン候補が266人とオバマ候補が逆転したことをメディは報じている。

 米下院議長・ナンシーペロシ氏によると、特別代議員が一般代議員の決定を覆すことは通例無いし、民主党分裂に繋がるので、あってはならないと発言している。ということはクリントン候補がオバマ候補に勝利する可能性はなくなったということである。

 以前の拙稿ブログでも述べたが、私にはオバマ候補はアメリカのために大統領になろうとしているが、クリントン候補は自分の名誉のために大統領になろうとしていると思えてならない。すなわちクリントン候補が撤退しないのは、彼女のエゴによると想定される。

 このまま民主党が泥仕合を続ければ、11月の本選挙までに民主党は一つにまとまることができず、共和党・マケイン候補が勝利すると予測する。では、クリン候補が8月末の民主党全国大会までの3ヶ月をエゴで頑張りつづけるのだろうか。それも現実的ではない。私はクリントン候補の撤退発表が近いと予測する。

永続的リンク

2008/05/06

Permalink 17:00:58, カテゴリ: 一般日誌, 7 語   Japanese (JP)

マリナーズvsヤンキーズ観戦

 5月4日(日)、マリナーズ対ヤンキーズを観戦した。結果は8対2でヤンキーズの勝利。マリナーズは現在14勝19敗と低迷、本当に弱い。3日と4日のヤンキーズ戦で6つのエラーを記録し、5日の試合もランナーを出しながら、打線に繋がりがない。イチロー選手がいなければ決してスタジアムまで行って観戦することはないチームだ。
 
かくいうヤンキーズも勝利したものの、現在17勝16敗と低迷中。マリナーズ戦には3タテで勝ったが、その前のデトロイト・タイガーズ戦では3タテで負けた。その原因として投手陣の層の薄さや主砲のA-Rodやポサダの故障が指摘されているが、私はその他にジョー・ジラルディ新監督の采配にも問題があると感じている。

 私が感じるジラルディ新監督の問題点は次の2つである。投手陣の層が薄いにも拘わらず、昨年マイナーリーグから上がってきたフィル・ヒュー投手やイアン・ケネディ投手を先発投手としていつまでも使い続けている。現在の成績は2人合わせて0勝6敗だ。ようやく5月4日の試合で新しくマイナーから上がってきたダレル・ラズナー投手を起用して成功したが、それよりもセットアッパー(勝っている時の7回か、8回に中継ぎとして登場し、クローザーに渡す役)として活躍しているジョバ・チェンバレイン投手を先発として起用すべきではないか。チェンバレイン投手は防御率が目下1.46とヤンキーズの中でも最も安定している投手である。まだ21歳の若さなので先発起用して、可能性を試すべきでではないか。

 もう一つの采配ミスは、使い物にならないと思われるシェリー・ダンカン選手を後生大事に使い続けていることである。ダンカン選手は、目下打率が0.182、ホームランはゼロ。何が魅力なのだろうか。前述のターガーズ戦では4番に起用し、さっぱりダメだった。また、4日の試合でも松井選手の4打席目に代打で起用し、案の定三振した。マイナーに落としてしまったら良いと思うのだが・・・


(松井選手:筆者撮影、ただし今年は写りが悪く、昨年撮影したもの)

 松井秀喜選手は大事な場面で2打点2塁打を放つ活躍をした。目下打率も0.324、14試合連続安打を続けて好調だ。結婚効果だろうと言われ、結構な事である。


(イチロー選手:筆者撮影、ただし今年は写りが悪く、昨年撮影したもの)

 やはり注目すべきはイチロー選手だろう。目下日米通算で2909安打を放ち、日本のプロ野球の観点からは張本勲選手の3085本に次ぐ第2位である。年内にも張本選手の記録を破る可能性がある。そうなれば張本選手よりも約550試合早く記録を達成することになり、驚異的だ。

  さらにイチロ選手を注目すべきは、米MLB(メジャーリーグ)で日本人選手初の殿堂入りの可能性があることだろう。打者が米MLBで殿堂入りする条件は3000本安打であると言われている。日米合算では問題ないが、これまで外国の成績と合算して殿堂入りした実績がないので、米MLBのみで3000本安打を記録すれば確実だ。現時点で米MLBで1631安打だから、あと約1400本打つ必要がある。これまでどおり、毎年200本以上の安打を放ち、現在34歳だから40歳まで怪我なく、今の調子でプレイできれば可能性がある。もっとも3000本に到達しなくとも、日米合算が認められたり、2004年のMLB年間最多安打262本の記録や2007年のオールスターゲームのMVPなどが考慮されて殿堂入りできる可能性はある。

2008/05/02

Permalink 23:49:47, カテゴリ: 一般日誌, 8 語   Japanese (JP)

チベット問題を考える

 世界を廻る聖火リレーの混乱で、世界の人がチベット問題の存在を意識したことは、オリンピックの賜物であろう。オリンピックがなければ、世界のメディアがここまでチベット問題を取り上げることはなかったに相違ない。中国にしてみれば、オリンピック開催で国威発揚を目指し、世界に中国の存在を鼓舞したかったのだろうが、逆に“ウソ付き国家”であることがばれて目下のところ裏目に出ている。

 そもそもこの混乱の責任のすべては、独裁国家にオリンピック開催を決定したIOC(国際オリンピック委員会)に帰すべきであると考える。このブログでは如何に中国がチベットに非人道的な弾圧を加えているか、そして中国が如何にオリンピック開催国に相応しくないかを述べてみたい。

 もっとも我々日本人はこれまでチベット弾圧をあまり意識することはなかった。その一因は日本のメディアにある。日本のメディアは朝日新聞を筆頭とする新聞、NHKを筆頭とするTVがこぞって親中派なので、中国への批判記事を報道することは稀である。朝日新聞はまるで中国共産党の御用新聞のように、中国のいいなりである。例えば、中国が日本批判を発表する時に、事前に朝日がどのように報道するかを確認してから、中国政府は日本批判を発表すると言われる。朝日は中国共産党と連携する劣悪な反日新聞なのである。

 また、日経新聞は広告主である日本企業が現在中国特需で利益を得ているから、親中的な報道が中心で中国批判を行わない。企業の圧力に負けているわけだ。NHKは中国批判をやることによって北京や上海支局に取材規制の圧力がかかることを恐れて中国批判の報道を控えている。他の日本のメディアも五十歩百歩である。中国から指弾されるのが怖いのである。事実、今回の日本語のチベット報道は、英語やフランス語やドイツ語の報道の僅か10分の1の量に過ぎないと言われる。

 中国が1950年代後半にチベット併合(正しくは併呑)を開始して以来、中国は120万人のチベット人を殺害したとされる。なかでも、胡錦濤主席は1980年代にチベット併合の総責任者になり、約20万人を殺害したとされ、その功績(?)が評価されて出世したと言われている。

 現在の弾圧状況を語ると、逮捕されたチベット人僧侶に対する裁判が行われているが、裁判を受ける各僧侶はチベット仏教の最高指導者・ダライ・ラマ14世の写真を踏絵させられているという。また、中国政府はチベット人の家族の1人を呼びつけ、密告を奨励している。

 そして、チベット人の親は自分の子供にチベットの歴史を教えることができないでいる。なぜなら、学校では中国共産党奨励の教育が行われており、中国のチベット併合によってチベット人は幸福になったと教えている。もし、チベット人の子供が、「先生、それは違います。チベットは中国によって強制的に併合されたのです。」と回答しようものなら、「お前、それを誰から聞いた」ということで、翌日にはその親は逮捕されてしまうのである。

 中国共産党は、チベット人から言語を奪い、宗教を奪い、チベット人の歴史を抹殺しようとしている。我々日本人が日本語を奪われ、神教を奪われ、日本の歴史を根こそぎ抹殺されることを想像すれば、これが植民地にも劣り、如何に非人道的残虐行為であるかを理解できよう。そのような国にオリンピック開催の権利を与えてはならないことは自明ではないか?


(日本人学者・青木文教氏がデザインしたとされるチベット国旗、Source:wikipedia)

 実は近代史においては、日本とチベットは非常に深い関係を築いていたのである。共に仏教国だからだ。例えば、チベット国旗は雪山獅子旗と呼ばれ、太陽が昇る白い雪山の前面で、2頭のライオンが3つの宝石を支えている。これは1910年代にチベットに滞在していた日本人の学者・青木文教氏がデザインしたとされる。また、第二次世界大戦時に日本はABCD包囲網(アメリカ、イギリス、中国、オランダによる日本に対する輸出制限措置)で石油の輸入を止められ、日本は窮地に追い込まれた際に、チベットは日本を支持したのである。同じ仏教国であったからであると思われる。

 しかし、日本の仏教界は今回のチベット騒乱で同じ仏教国であるチベットに支持を表明していない。長野善光寺が聖火マラソンの出発点になることを辞退したことは評価されるが、積極的なチベット支持を表明したわけではない。事実、4月8日にダライ・ラマ14世が訪米の途中に日本にトランジットで立ち寄った時に日本仏教界は無視した。何故か?実は日本の仏教界も日本のメデャア同様に親中派なのである。日本の仏教界は靖国問題で過去の日本を批判し、僧侶の代表が中国を訪問しては、中国共産党と口を揃えて、日本の歴史批判を行っている。宗教家が本来の宗教よりも政治を優先しているのだから、宗教家として失格であろう。

 5月6日より胡錦濤主席が日本を訪問する。チベット国旗を振って、歓迎(?)したら面白いのではないかと思う。公式の歓迎行事として宮中晩餐会や朝食会が行われ、小泉純一郎元首相も招待されたが、すべて歓迎行事を欠席するという。小泉元首相の英断にエールを送りたい。

 胡錦濤主席訪日後に再度中国問題について語りたいと思う。私見では、朝日、NHKを中心とする日本のメディアが胡錦濤主席を歓迎する一方で、日本国民は毒入り餃子やチベット問題で中国嫌いが増えているので白けるという、メディアと国民の乖離が起きると予測する。

2008/04/26

Permalink 10:06:49, カテゴリ: 一般日誌, 46 語   Japanese (JP)

マイクロソフトのWindows Mobileに苦情

 昨年最寄のVerizonショップで「Palm Treo 750WX」というスマートフォンを購入した。購入理由は、これ1台で携帯電話、デジカメ、MP3プレイヤー、eメール送受信l、Web閲覧、マイクロソフトのOutlookとデータの同期を取る6点機能セットを実現できることだった。いつでも思い立った時に電話を掛け、音楽を聴き、写真を取り、電子手帳としても利用できることは魅力である。一方、常に携帯電話とMP3プレイヤーとデジカメとPDA(携帯情報端末)の4つの機器を持って歩くのは大変だ。Treo 750WXの肝心のOSはマイクロソフトのWindows Mobile (Windows Pocket PC)だったが、そこに大きな落とし穴=バグ(欠陥)が潜んでいてひどい目にあった。今回はこの苦情を述べたい。


(Palm Treo 750WX、OSのMicrosoft Windoows Mobileがバグだらけ、Source:Verizon)

 私が体験した最大のバグは、携帯電話機能に欠陥があったことだ。電話を掛けるときも、受信する時も相手の声は聞こえるのだが、私の声が相手に聞こえない障害が、毎回ではなく、3-4回に1回起きる。相手が私の聞こえないとき、相手は仕方なくガチャンと切ることになる。掛け直すと大概今度は正常に繋がる。また、障害時に相手にメッセージを残すと、雑音だけが残ることになる。特に、緊急時には大変ストレスが溜まった。

 他のバグはスマートフォンを使用中に時々ハングアップした。マイクロソフトのPC用のWindowsでよく起きる現象と同じである。仕方なくリブートする。また、使用していない時にスリープ状態にしておくが、スイッチを入れると、スリープ前に全く使用していない画面が出てくる。最大の問題はやはり、携帯電話機能を成していないことであった。マイクロソフトの商品はどうしようもなく質が悪い。他の人には“この商品を購入するのは絶対に止めろ”と言いたい。

 購入したVerizonショップのテックサービスに苦情を入れること4回、何度行っても、問題ないとか、治ったとか対応するが一向に修復されない。1-800に電話を掛けること2回、ああしろ、こうしろと指示通り修復努力をしたがやはり徒労に終わった。

 いよいよ堪忍袋の緒が切れて、購入したショップで商品の取替えを申し出た。マネージャーと押し問答すること10分、私の主張が通って無料で新商品に取り替えてもらった。取り替えてもらった商品は、「Palm Treo 755P」というハードウエア筐体はまったく同じPalmで、OSもPalm商品だった。ハードウエア筐体は満足していたのでOSがマイクロソフト以外であれば良かった。


(Palm Treo 755P、筐体は上記と同じだが、OSのPalmは安定していて満足、Source:Verizon)

 今回の1件で感じたことは、米国ではやはり強く主張しなかれば相手は動いてくれないということである。ショップで交換してくれた理由を聞いたところ、保険でも保守契約でもなく、Courtesy(優遇措置)とのことだった。私に謝罪するのでもなく、逆に“優遇措置だから感謝しろ”と言わんばかりであった。大した図々しさだが、アメリカ人の対応は概ねこんなものであろう。
 
  取り替えてから約1カ月、上記のバグはすべて解消され、とても安定している。電話を掛けたり、掛かってきた時に必ず相手に通じる。当たり前だが、この当たり前のことに喜ぶ今日この頃である。

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NY発・森健次郎ブログ

Kenjiro Mori
kenmori_animation

栃木県出身、在米20年、家族4人
・職業:NYにてIT関連会社2社経営
(EBPass, Media Japan)
・趣味:
 スポーツ(ジム、水泳、ゴルフ)
 読書(時事、日本史、世界史、ビジネス)
 音楽(カーネギーホールとメット・オペラに通う)
 旅行(青年時代に45カ国を旅行、
 印象に残った国はアフガニスタンとインド)

・座右の銘:一日生涯
・日々の信条:「カキクケコ」精神
  「カ」・・・感動する
  「キ」・・・興味を持つ
  「ク」・・・くよくよしない 
  「ケ」・・・健康維持
  「コ」・・・恋をする

JIF(NY日系IT業界団体)発起人、現在副会長
ABPS(米国における日系中小企業支援アライアンス)会員
・執筆活動:日経BP社の雑誌「日経コンピュータ」、「日経マルチメディア」、「日経ソリューションビジネス」、および日本経済新聞社の「日経ITニュースメール」等に計10年以上連載経験あり
・調査業務:日本企業・政府機関の依頼による米国のIT業界に関する調査業務50件以上
・講演活動:米国IT業界に関するセミナーを日米で100回以上担当
・その他の活動:IT関連のメルマガ発行、現在は当ブログに引き継ぎ

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